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メッセージ登録日: 2001/11/21
原点に戻ってみよう
初めに.........《 カオス 》つまり混沌があった。とギリシャ神話は伝えます。
そして、ある時ふいにカオスからガイア、すなわち大地が現れたのです。
ガイアは実りをもたらし、空から贈られる霧や雨によって潤います。
ガイアからはウーラノス、空が生まれます。空は大地の息子であり、
また愛人でもあるのです。
ガイアと共に豊穣をもたらす愛の神、エロースも現れました。
空と大地を引き合わせるのがエロースの役目です。
ガイアとウーラノスの抱擁から、様々なものが出現しました。
かの有名なゼウスもその一人です。
ガイアが喜びに満たされて息子のウラーノスの下にうずくまると、
なだらかな緑の丘が出現しました。
この丘からガイアはクロノスとティーターン(巨人)を産みました。
この二人は最初の思考する力をもった存在でした。

おっとりとしたかわいらしい娘、エウローペ。
彼女は牡牛に変身したゼウスの背に乗って海を渡り、
クレータ島にやってきました。
この『エウローペ』は『ヨーロッパ』という語源です。
ヨーロッパ文明のルーツの一つ、クレータ島のミーノースの文明(ミノア文明)は
ミーノース王の物語が源です。
ギリシャに行くと見られるアポローンによって石にされてしまったバットス。
シシリア島にそびえるエトナ火山はゼウスが復讐のために
怪物テューポーンを生き埋めにした場所。
ペルセウスとアンドロメダーは互いに愛し合い、
死んだ後に空の星座に上げられました。
そして、人間を創ったとされるプローメテウス。彼は私達の解放者です。
・・・・・・と、この後に続く様々なお話しは今日の私たちへと繋がっていくのです。

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プローメテウスとは「あらかじめ考える」という意味です。
プローメテウスには、エピメーテウスという「あとから考える」という意味を持つ
弟がいました。このエピメーテウスにある日ゼウスはパンドーラーという名前の
ヘーパイストスがアプロディーテーに似せて作った女を贈りました。
プローメテウスは弟に言いました。
「受け取るな。神々の贈り物は、うかつに受け取るものではない」
けれども、エピメーテウスはこの贈り物を受け取ってしまいました。
なんといっても、パンドーラーは愛の女神さながらに美しかったからです。
パンドーラーは小さな箱を持参しました。
箱には、ありとあらゆる災いが入っていました。
人間を苦しめるために、この世にもたらされたのです。
プローメテウスはエピメーテウスに言いました。
「パンドーラーにその箱を開けさせてるのではないぞ」
ところが、エピメーテウスはこの時も、兄の忠告に耳を傾けませんでした。
パンドーラーは小箱を開け、災いたちが飛び出しました。
すばやくプロメーテウスが箱を閉めました。
箱の底には、たった一つ、希望だけが残っていました。
それで、希望は箱に閉じ込められることになりました。
このことがあってから、希望はプロメーテウスに管理されています。
プローメテウスは、
自分が創った人間が希望をもろに感じないよう用心しています。
希望は劇薬なのです。薄めずに純粋な形で摂取すると、私達に害をなします。
それでプロメーテウスは過去の記憶と一緒ででないと希望が感じられないように
気をつけているのです。
自分の創造物を何時間も何日も、
そして何年も何百年も何千年も守ってるプローメテウスは
さぞ神経をすり減らしていることでしょう。

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この神話を知らない人はいないのではないでしょうか?
多少、違う個所はあるとは思いますが大筋としては
『パンドラの箱』と題して、あまりにも有名な神話ですよね。
神話は首尾一貫したものではありません。矛盾もしている個所も沢山あります。
でも、ギリシャ神話も日本神話もインディアンの神話も不思議なくらい
共通性があります。
私個人としては、1本の細い糸ですべてが繋がっていると信じています。


悲惨な出来事が9月に勃発して今なお、
公共の電波の元で殺人を見せ付けられている私達です。
公の場での大人たちが起こす大量殺人を見せられ、聞かされ
「青少年の犯罪が・・・」「未成年の非行化が・・・」などと
お偉く説教ぶれないですよね。
プロメーテウスによって創られた人間が神と袂を分かち合い暮したであろう
遠い遠い過去の時代にもトロイア戦争などがありましたが、
結局、何千年かけても人々は進歩していない、ということなのでしょうか?
便利という大義名分の上で必要の無い地下鉄を通すために地球を犯し
(私はどう考えても地下鉄工事は、大地を犯してる図にしか見えないのです)
過剰な量の食品の為にあるとあらゆる生き物が、そして自己満足と楽をするために
不必要な物質が、毎日無駄死にしています。
あんまりにも哀しいので、私は個人的に意識を原点に戻してみようと思いました。
もちろん、携帯電話をはじめ、PCやあらゆる電化製品を使用して
文明社会を生きているので100%ではないし、偉そうに言えないのですが........。
意識を原点に帰らせてみると、箱の底にある希望が見えてくるような気がします。
今の自分に出来ること、考えられることから少しづつ着手していこうと思います。
土のある場所で、正しい空を仰いで、正しい食物を必要なだけいただいて、
宇宙のリズムに合った暮らしをする。
私の夢であり、希望です。

湾岸戦争勃発時から約4年間、私は見ること、聞くことが怖くて一切のマスメディア
を遠ざけてきました。ここ3年くらい前からテレビやラジオ、新聞などを受け入れら
れるようになったところです。
あの米国でのテロによる事件はかなりな衝撃でしたが、
今回は逃げないで対峙してきたつもりです。
やっとここに来て、希望を見出すことが出来ました。
何かにつまずいたとき、大きな小さな悩みに振回されたときは原点に戻る。

きっとプローメテウスが箱を開けて、希望をみせてくれるでしょう。


             (参考文献:あなたが知らなかったギリシャ神話
                  ミヒャエル・ケールマイアー著/河出書房新社刊  )